日本でもプロリーグであるJリーグが開幕して20年以上が経過し、ワールドカップなどにも継続的に出場できるようになってきたため、プロ野球ほどではないにせよ選手の年棒も上がってきています。
とはいえ世界のサッカーリーグで見ればまだまだ低いほうで、英紙「デイリー・メール」のデータによると、日本のJリーグ(J1のみ)の平均年棒は24位で約2323万円で、中国やコロンビアのリーグよりも低い順位になっています。
世界で最も選手の平均年棒が高いサッカーリーグはイングランド・プレミアリーグで、その額は約4億1500万円。2位のドイツ・ブンデスリーガの約2億6600万円を大きく引き離しています。
3位はイタリア・セリエAの約2億4000万円で、4位はスペイン・リーガ・エスパニョーラの約2億2100万円、5位フランス、6位ロシア、7位ブラジルと続いていきます。
プレミアリーグは3年で約1兆円という莫大な放映権料があり、その半分が各クラブに均等に分配される仕組みになっているため、これだけ高い金額が選手に入るのです。
世界で最も人気の高いスポーツであるサッカー。トップ選手にもなると所属クラブから支払われる年棒だけでなく、スポンサー契約による収入にて数十億という年収を手にします。
また、そうしたトップ選手は他のサッカークラブに移籍する際にも多額なお金が動きます。
サッカー選手の移籍情報を伝えるドイツメディアによると、2014年夏の時点での歴代の推定移籍金のデータを発表しており、それによると1位はどちらもレアル・マドリードに移籍したクリスティアーノ・ロナウドとギャレス・ベイルで、金額は9400万ユーロ(約120億円)、3位がバルセロナに移籍したルイス・スアレスで8100万ユーロ(約110億円)でした。
また、トップ10のうち6名が2013年~2014年の間に移籍した選手であり、2001年の夏にレアル・マドリードに移籍したジネディーヌ・ジダンを除くと、9名が2009年以降に移籍した選手と移籍金が高騰してきているといる現実が見て取れます。